"スキ”をお裾分けするブログ 『ぼくのでんげん的ラジオ。』

ラジオに憧れる若造が日頃発見したことや、大好きなもの、スッゲーと思ってることについて綴っていきます。

「値段にしては」なんて言葉じゃ生ぬるい。有線ピヤホン”HSE-A1000PN”の衝撃の音質。

この外出自粛の最中、音楽や動画をお供に作業している方も多いのではないでしょうか。
そんな時にちょっとこだわってみて欲しいのが、イヤホンやスピーカー。
間に合わせで買ったようなものではなく、良いものを使ってみるとそれだけで世界が変わると思います。
気分の載らない在宅ワークも、ちょっとだけ楽しくなるはず。

今回は「ちょっとこだわってみたいな」というあなたにおすすめのイヤホン『HSE-A1000PN』(通称『有線ピヤホン』)をご紹介したいと思います。

www.e-earphone.jp

バンド『凛として時雨』のドラム、ピエール中野さんが監修したことでも話題となったこのイヤホンですが、これがかなりの良機なのでお話させてください。

解像感が良く、聴こえてほしい音を聴かせてくれる

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有線ピヤホンの大きな特徴は解像度の良さにあるかなと思います。
低音域から高音域まで苦手な場所がなく、音の粒がしっかりしています。
使い始めのうちはどちらかというと中音域が苦手な印象があったのですが、使い込んでいくうちにしっかりと鳴ってくれるようになりました。
特に苦手な分野があるという訳ではなく、ボーカルもしっかり聴かせてくれますし、これを一つ持っておけば、色んな音楽を楽しんで聴けると思います。

個人的にオススメは、楽器の数が多い編成の楽曲。パーカッションが多いものは聴いていて楽しくなりますが、「あっ、こんなとこでこんな音が鳴っているんだ!」という体験をしやすいのではないかと思います。

例えば、蓮沼執太フィルさんのアルバム『アントロポセン』内の『NEW』という曲。

フィルと銘打っている通り、たくさんの楽器が登場します。
途中でスティールパンが鳴った!など、聴くたびに発見の多い大好きな曲で、解像度の高いイヤホンで聴きたい1曲です。

また、パーカッションが多い曲で推したいのが、学園祭学園さんのアルバム『ユートピアだより』内の『ユートピアをさがして』。

この曲はパーカッションがふんだんに使われいるのが特徴で、実に12種類の楽器が登場します。サンバ調の楽曲で、とても楽しげな気分になること間違いなしです。

例に挙げた2曲のような楽曲が、このイヤホンには特に相性が良いのではないでしょうか。

コストパフォーマンスがピカイチ

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「オーディオ沼」という言葉があるように、オーディオの世界はお金をかけようと思えばいくらでもかけられてしまうほど、奥が深く、またお金をかければいい環境が手に入る傾向にあります。
(実際はかけた金額に音質が比例するということはないのですが)

近年流行の完全ワイヤレスイヤホンも、3万円台のハイエンドモデルは有線に負けないぐらい音が良いものも増えてきました。

ただ、この有線ピヤホンは違います。
音質を追い求めたイヤホンにしては珍しく、1700円(税込)で買えてしまうのです

これは、販売元のHi-Unitのブランドコンセプトが、「求めやすい価格帯でリスナーの感動を深めるイヤホン」であるのと、そのコンセプトに共感し、今回開発に携わったピエール中野さんが、「驚きと衝撃を与えるイヤホン」を作ろうとした結果、衝撃のコストパフォーマンスが実現したそうです。

ピエール中野さんも、「この価格帯で究極のバランス」とおっしゃっているのだとか。
確かに、今まで僕の主観として、1万円超えれば良い音環境が手に入るという印象があったのですが、それを見事に崩された気がしています。

デザインもカッコよく、「ガンメタリック」と「ピンク」の2種類が展開されており、「ガンメタリック」の方は、ピエール中野シグネチャーモデルのスネアの色味に合わせられおり、「ピンク」はマットな感じにすることで、上質な可愛さが表現されています。

ケーブルは1.2mのものが採用されており、プラグ部分は強度の高い加工で耐久性がアップしています。
ワイヤレスに慣れている人にとっては、有線特有の煩わしさはあると思うのですが、慣れてしまえば取り回しはそこまで苦にはならないんじゃないかとは思います。
とはいえ、この辺はどうしても個人差が出てしまいますね。

付属品は、イヤーピースと、断線防止用のオリジナルポーチが付属しています。

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このポーチがいい味を出していて、有線イヤホンをカバンの中に入れて持ち歩く際に、ケーブルに圧力がかかってしまったり、絡まったりして断線してしまうケースが少なくないんですね。
購入したものを長く楽しめるように、このポーチに入れて持ち歩くということを提案してくださっているのだと思います。

もう一度言います、ポーチもついて1700円(税込)です。
この衝撃伝わりますでしょうか…笑

音場はそこまで広くない

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音質面で多少のマイナス面を伝えるとすれば、音場がそこまで広くないことです。
これに関しては、僕の持っているハイエンドモデル『audio-technica ATH-CKR10』と聴き比べをしたのですが、特にホールなどでのライブ音源で顕著に音の広がりが少なかったなと感じました。

また、『ATH-CKR10』は再生周波数帯域が5Hz~40kHzと幅広く、それにより倍音の豊かさが曲の表現力を増してくれるのですが、倍音感ということで言うと、どうしても劣ってしまうのは事実です。
とはいえ、それにより音が乏しいという訳でもなく、しっかりと聴きたい音を届けてくれる、そんなイヤホンだと思っています。

動画配信者やwebラジオ配信者にもおすすめ

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音楽を聴く以外にも、動画を編集する人だったり、Podcast等の音声編集をする人にもオススメできると思います。
動画でも音声でも、どのくらいの音なのかを聴きながら編集すると思いますが、どの帯域も苦手なく再生してくれる有線ピヤホンは編集にもピッタリだと思います。

また、今は自粛期間中でそんなに気にする必要もないかもしれませんが、外で作業するとなった場合に、ワイヤレスイヤホンだとどうしても充電の問題が出てきてしまいます。
有線イヤホンであれば充電問題も気にする必要はありませんし、程よいフィット感と遮音性でストレスなく作業ができるかと思います。

イヤーピースでさらに好みのイヤホンへ

付属のイヤーピースも悪くはないのですが、僕の耳だと少しハズレやすかったので、イヤーピースを変えてみることにしました。 他の記事でも触れていますが、イヤホンは耳に当てる部分のイヤーピースを変えるともっと音質が良くなるものがあります。

僕がオススメなのは、spinfitシリーズ。

ノズル部分が動く構造になっていて、耳にとてもフィットしやすいイヤーピースです。
イヤホンが外れにくく、遮音性も確保してくれます。
基本的にはどんなイヤホンでも合いますが、ノズル部分が細いイヤホンは細い物向けのモデルを買わないと合わないので、気をつけましょう。

ウレタン製で耳にギュッと詰めるタイプのcomplyシリーズも人気です。

音質向上と確かな遮音性が人気のモデルです。
スポンジ状のイヤーピースを潰して耳に入れるものですが、僕は詰まっている感がしてあまり得意ではありません…。
ただし、性能は確かなので、取り入れている人が多いモデルです。
こちらも、イヤホンによって細かくモデルが設定されているので、購入する際には気をつけましょう。

以前ブロクでも紹介した、Fender SureSeal Tipsなんかもかなり良いです。

www.toki.yokohama

まとめ

有線ピヤホンの音質の良さと取り回しの良さは、 イヤホンにちょっとこだわりたい人の入門機として、完全ワイヤレスイヤホンにこだわっている人のサブ機として、とってもオススメできます。

2020年5月20日現在、eイヤホンさんのHPでも先行予約から、在庫ありの状態になったので、かなりお手に取りやすくなったと思います。
とはいえ、先行予約はかなりの人が殺到した人気のモデルなので、気になる人はお早めに購入することをおすすめします。

きっと損はしないと思いますよ。

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お題「#おうち時間