"スキ”をお裾分けするブログ 『ぼくのでんげん的ラジオ。』

ラジオに憧れる若造が日頃発見したことや、大好きなもの、スッゲーと思ってることについて綴っていきます。

SednaEarfit XELASTEC for AirPods Proで極上のフィット感を手に入れよう。

Airpods Proをお持ちで、フィット感にお悩みの皆さんお待たせしました。
新素材を使ったフィット感抜群のイヤピースが発売されました。

それがAZLAから出た、SednaEarfit XELASTEC for AirPods Proです。
こちらは熱可塑性エラストマーが素材に使用されており、人の体温に合わせて形状が変わるという優れものの素材なのです。
以前Fenderから出たイヤーピースでもレビューしましたが、イヤホンを耳にバッチリフィットさせてくれます。

www.toki.yokohama

Fender SureSeal Tipsもいいイヤーピースですが、Airpods Proの特殊な構造には合わず、装着できずじまいでした。
そんなところに登場したのが今回のXELASTICです。
今回は発売日に入手することができたので、数日使ったファーストインプレッションをお話ししていきたいと思います。

次世代のイヤーピース用素材、TPEエラストマーによるフィット感の良さ

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エラストマーの一番の特徴はフィット感のよさ。
熱可塑性の素材なので、熱によって素材の形が変形するという特徴を持っています。
人間の身体は熱を放射しているので、その熱を利用して、耳の形に変化してくれるという訳なのです。
一度フィットしてしまえばたいていのことでは耳から離れません。

少し頭を動かしただけでは全然大丈夫ですし、少しお行儀が悪いですが、ご飯を食べている時につけていてもまず落ちません。
一般に使用されているシリコン製のイヤーピースだと、どんなにフィットしていても落ちてしまう事がありますから、安心感が段違いだと思います。
作業しながらコーヒーを飲んでいて、ふいにマグカップの中に落としてしまう…なんて悲劇も、もうオサラバですね。

同じくフィット感のいいイヤーピースとして、ウレタン製でできた、complyシリーズが有名かと思います。スポンジでできたフォームを一度潰してから耳の中で広げることですごくいいフィット感を得る事ができます。

密閉性が増すので、遮音感と音質の向上が見込めるのですが、僕は耳にギュッと詰まっている感じが苦手で、今まであまり使ってきませんでした。
熱可塑性エラストマーはサイズにもよりますが、全体的にそこまで耳に詰まっている感がないので、ストレスなく使うことができています。

フィット感が良ければ音質もノイズキャンセリングも良くなる

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フィット感が増していい点は、音質も良くなるところにあります。
元々悪くない解像感ですが、より低域よりの音がしっかり聴こえてくるようになりました。

ノイズキャンセリングに関しても、遮音性が増したからか、より効くようになったと思います。
家の中など、ある程度静かな環境で使うと本当に周りの音が聴こえなくなります。
電車の中でもかなりノイズがカットされ、音量をあげなくても音楽を楽しむことができます。
特にラジオやポッドキャストなどはしっかり会話が聞こえるので、通勤中・移動中に重宝します。

サイズについては、純正でついているシリコン製イヤーピースと同じでいいかと思います。
ただ、結構細かくサイズ展開がされているので、少し耳の手前で引っ掛けたいという人は一個上にしてみるのもいいかと思います。
僕はMサイズを使用していますが、ひとつ上のMLサイズもフィットしてくれるので好みによって使い分けてみてもいいかもしれません。

マウンティングアダプターの恩恵がすごい

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SedonaEarfit XELASTIC for Airpods Proは2つのパーツから成り立っており、エラストマーの下にはマウントアダプターがセットされています。
このアダプターがしっかりAirPods Proに密着することで、より音質向上や、ノイズキャンセリング能力の向上が見込めるそうです。
またマウンティングアダプターのおかげで、他社製イヤーピースをAirPods Proに装着することができ、お気に入りのイヤーピースで音楽を楽しむことができるようになりました。
ただし、イヤーピースをつけたまま充電ケースに入れられるものはそう多くないのかなと思います。

普段良く使用しているSpinFitはしまうことができませんでしたが、Finalのイヤホンの付属している『Eシリーズ』のイヤーピースはおおよそ充電ケースに入れることができました(それでもフタは閉まりきらないレベル)。

かなりしっかりつけることになるパーツなので、最初つける時は、念入りにくっついているかチェックしたほうがいいと思います。
思ったより密着するので、他のイヤーピースを入れ替える感覚でいくとハマりきらずにスカスカな音質になってしまうかもしれません。
360°しっかりはまっているか確認しましょう。 ちなみに、上の画像はしっかりはまりきってない図になります。

見えづらいですが、アダプターの上部が少し浮いているのが分かりますでしょうか。
ここをしっかり埋めてあげる必要があります。

汚れはやっぱり気になる

密着感のあるイヤーピースであるがゆえの問題なのかもしれませんが、使っていくにつれてやはり汚れが気になりますね。
本体の色は「スモーキーアビス」という深い青色をしているので、すごく目立つという訳ではないのですが、どうしても目にはついてしまいます。

同じTPEエラストマーを使用したFender SureSeal Tipsも結構汚れが目立ちますし、なんならComplyシリーズも使うにつれて汚れが見えてくるので、密着性とトレードオフになってしまうのかなと思います。

公式HPによると、汚れが気になってきた時は、常温の水やぬるま湯を手を少量つけ、優しく撫でるようにして落とすと良いそうです。
強くこすってしまうと破損してしまう可能性があるので気をつけましょう。
汚れを落とした後は自然乾燥をしてまたつけましょうね。

まとめ

TPEエラストマーのフィット感は、一度つけると病みつきになるくらいすごいものがあります。
正直な話、おいそれとおすすめできるような金額ではないのですが、是非一度試してもらいたい一品です。

※2020年9月9日追記 現在Amazonマーケットプレイスにて異様に安い価格で販売している業者がいるようです。
正規の卸先ではなく保証がつかないようなので、購入には注意してください。

2020年8月16日現在、多くのオンラインストアで売り切れになってしまっています。
欲しい!と思って頂けたら是非予約をして頂けるといいかなと思います。
サイズによってはまだ残っているものもあるので、チェックしてみてください。



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