気がつくとカバンの中には複数イヤホンが入っていることが多いのですが、
その中にまた新たに仲間入りするイヤホンが登場しました。
これで3つ持ち歩くことになります…。
先日ブロガーのお祭りであるブロフェス2019に参加した際に、ブースを出店されていたECBB株式会社様よりいくつかガジェットを提供頂いたのですが、
その中の1つが今回紹介するJPRiDE 708(ジェイピーライド)です。
1週間が経ち、かなり使用時間も増えてきたので、このイヤホンを使っての感想などをお話ししていければと思います。
最初にお伝えしておきますが、このイヤホン、かなりやりますよ。
このイヤホンの好きな面・良い面
まずは良かった所から!
同価格帯のワイヤレスイヤホンでは抜きん出た音質
まず聞いてびっくりしたのは、音質の良さ。
他のイヤホンの記事でもお話しているのですが、僕は解像度の良い(=音が綺麗・クリアに聴こえる)イヤホンが好きです。
このJPRiDE 708はまさにそんなイヤホンで、クリアに色んな音を聴くことができます。
具体的には中音域からやや低域にかけてが得意な領域なのかなと思います。
ドラムの音やベースの音なんかは特にくっきりとしていて、ビートがしっかり効いている音楽を楽しむ事ができるのではないでしょうか。
また、AACとaptXという高音質・低遅延のコーデックを搭載しています。
Bluetoothイヤホンは音の信号を送る時にデータが圧縮される仕様になっているのですが、
その時にどうやって圧縮するかを決定しているのかがコーデックになります。
AACとaptXが搭載されているBluetoothはある程度の音質・通信速度が保証されていると言えます。
動画を見ても通信ラグはほとんど気にならないレベルにあります。
そして話し声もクリア。
このクオリティでAmazonでは3680円で販売されています(2019年3月30日現在)。
正直この価格帯のクオリティではないです。
元値は15800円となっていますが、個人的にはもっと上でもおかしくないくらいのいいイヤホンだと思います。
連続再生8.5時間と優れたスタミナ
Bluetoothイヤホンを使う際に必ず出会う問題が再生時間。
完全ワイヤレスイヤホンだと今の所は4~5時間くらいが平均なのかなと思いますが、
JPRiDE 708は8.5時間の再生を可能としています。
Beats Xも同じ仕組みなのかなと思うのですが、
マイクユニットとは別にケーブルにバッテリーが付属しており、それによって長寿命を実現しているのだと考えています。
そう考えるとケーブル付きのワイヤレスはスタミナに期待できるものも見つけられそうですね。(ちなみにBeats Xは8時間)
充電時間は2時間程と、手早く充電できるのも嬉しい仕様です。
遮音性も悪くない
付属のイヤーピースを使って音楽を聴いていますが、今の所きっちりと周りの音を遮音してくれている気がします。
イヤーピースと本体部分のフィッティングがいいので、遮音性の向上に一役買ってくれているのだと思います。
人間工学に基づいた設計となっているため、多くの人に快適に装着してもらえそうですね。
加えて、CVCノイズキャンセル機能を搭載しており、ハンズフリーで通話する時に音声をクリアにしてくれます。
こちらはまだ試せていないのですが、あると嬉しい良い機能だと思います。
接続もかなり優秀
Bluetoothイヤホンを使っていてストレスとなりがちなのが、接続の状態。
安めのイヤホンを使っていて、人混みで接続が一時的に切れるのを体験したことがある人もいるはず。
JPRiDE 708を着けたまま渋谷のスクランブル交差点や、横浜駅の構内を歩いてみたのですが、まだ1度も接続切れを体験したことがありません。
(渋谷のスクランブル交差点にて)
また、ある程度壁を隔てた場所での通信もあまり途切れません。
自分の部屋にiPhoneを置いておいて、2部屋程離れた部屋に移動しても全く音がとぎれませんでした。これにはかなりビックリ。
その他、充実の機能面
ざっと確認しただけでも、
完全防水(IPX7等級)
30分間1mの水深に水没しても内部に浸水しません。
独立音量コントロール搭載(一部Android搭載スマホには非対応)
本体側の音量は固定した上で、イヤホン側の音量だけを調節できます。
オートコネクト機能
2回目以降は電源をいれるだけで自動接続できます。
マルチペアリング対応
2台まで同時接続ができます。再生は1台ずつになります。
と機能は盛りだくさん。
「このサイズ、この価格、出来る事の全て」という言葉が商品紹介には載っていますが、まさにその言葉を体現しています。
少しイマイチな点
ここからはイマイチだと感じた点についてお話します。
ケーブルの取り回しがしづらい
JPRiDE 708にはロングケーブルタイプとショートケーブルタイプの2種類が存在します。
今回提供頂いたのはロングケーブルのものですが、少し取り回しのしづらさを感じました。
ケーブルの長さ的には5~60cm程ですが、ハウジングの小ささが故か何かに引掛かかるとすぐにイヤホンが外れてしまいます。ショートタイプになったらもしかしたら解決するのかもしれませんが、そうすると今度はマイクとの兼ね合いが・・・。となりそうな気がしています。
完全ワイヤレスに慣れている人にとっては、慣れるのに一番時間がかかる部分かもしれません。
ハウジングが小さいため、人によっては落としやすいかも
イヤホンで重要なのが、フィット感。
かの有名なAirpodsですら、耳に合わず泣く泣く購入を断念する方がいるほどです。
JPRiDE708は人間工学に基づいた設計をしていると謳ってはいますが、
ハウジング(耳に入れる部分)が小さいため、耳に合わないとすぐに落ちてしまうと思います。
付属のイヤーピースや別売りのものを探して調整するしかありません。
実際、僕が最初に使用した際に左耳がすぐに落ちてしまって、イヤーピースをSサイズのものに変えています。
今は右耳がMサイズ、左耳がSサイズのイヤーピースを使うことで落ち着いています。
もし最初耳から落ちてしまう方は、イヤーピースで調整してみることをおすすめします。
高音域がやや弱い
中音域や低音域が得意な一方、高音域については物足りなさを感じます。
エレキギターのチャカチャカした音等が奥まって聴こえてくるのです。
また、ボーカルに関しても女性ボーカルより男性ボーカルの曲の方がハマると感じました。
突き抜けてくるハイトーンボイスがお好きな方は、もしかしたら相性の悪いイヤホンとなってしまうかもしれません。
色はブラック一択。
選べる色はブラック一択となります。
カラフルなものが欲しい方、自分のガジェットを同じ色で統一している方には少し手に取りづらいかも。
デザインとしてはシュッとしていてカッコいいなと個人的に思っているので、意外と気にならないとは思っています。
まとめ
このイヤホン、ガジェット雑誌『家電批評』にてU1万円Bluetoothイヤホン部門にてベストバイとの評価がついているそうです。
今まで聞いたことのないブランドでしたが、ベストバイも納得の出来です。
この価格でこのクオリティは正直信じられないぐらいです。
(いつ価格が戻ってもおかしくないくらい・・・)
新生活になってイヤホンを新しくしようかな~と思っているそこのアナタにおすすめの一品です。
関連:ヘッドホンはこちらを愛用
あの世界的に有名なDJ、ZEDDがプロデュースしたヘッドホンをここ数年愛用しています。
ヘッドホンということでかなり値は張りますが、それでもコストパフォーマンスに優れた素晴らしいヘッドホンだと思います。