今回は少し前に発売されたイヤホン、MPOW X3 ANCについてお話していきたいと思います。
MPOW X3 ANCは、1万円以下の価格帯ながらアクティブノイズキャンセリングを採用している珍しいモデルです。
注目のノイズキャンセル以外にも、音質だったり取り回しのしやすさだったり、色々と良いイヤホンなので、お話していきたいと思います。
価格帯では珍しい性能のアクティブノイズキャンセリング
MPOW X3 ANCの一番の特徴はやはりアクティブノイズキャンセリング機能ですね。
右耳のスイッチを2秒長押しすることで機能がONになるのですが、音が鳴り、スッとノイズキャンセリングが有効になります。
自然にノイズキャンセリングモードに入ってくれるので、耳の詰まった感じが無くて個人的には好印象です。
電車の中でPodcastを中心に聴いていたのですが、ノイズがカットされるので、騒音の多い車内でもそこまで音量を大きくせずに聴くことができました。
ただ、そこまで強力にノイズキャンセリングがかかるという訳ではなく、電車の音や街を歩く時のノイズはそれなりに聞こえます。
AirPods Proと比べると力は少し落ちるかなと思います。
調べたところ、フィードフォワード方式という方式をとっているのが要因のようです。
それでも、部屋での作業やそこまでザワザワしていないカフェでの作業等はしっかりノイズをカットしてくれると思います。
少し静かめな環境のほうが力を発揮するかもしれません。
重心の低いくっきりとした音質
しばらく使ってみて思ったのは、「重心が下の方にあるイヤホンだな」ということです。
低域・中低域の量感がいい感じで、しっかりとした低音を聴かせてくれます。
また、全体的に音がくっきり聴こえてくれるような気がします。特にスネアだったりタムがくっきりしていて、すごく気持ちいい。
音場・解像度は共にそこそこ広めで、「くっきり・はっきり」という言葉が似合うでしょうか。
アニソンやバンド・ミュージックなどが向いてそうですね。
ボーカル物も音がくっきりしているので、歌っている声がしっかり際立つかなと思います。
高音域は多少物足りない感はありましたが、これから慣らしていって、どう変化するかに期待ですね。
大きさを含め、取り回しの良さがいい
音以外にも気に入った点が、取り回しの良さです。
再生時間がイヤホン単体で最長6時間、ケース込みで24時間と、スタミナも安心できますし、そのケースもコンパクトで持ち運びがとてもしやすいです。
ケーブルの端子にはType-Cが採用されています。
Type-Cケーブルでまとめたい人にとっては嬉しい対応ですね。
この価格帯であまりType-Cが搭載されたものはないと思うので、珍しいなと思います。
その他にも、生活防水レベルと言われているIPX4に対応しているので、ジムで汗をかく中で使ったり、少し濡れるくらいなら安心して使うことができます。
日常使う中で、あると安心する機能がちょうど入っているのが取り回しの良さにつながっていると僕は思います。
まとめ
比較的手にしやすい価格で、ノイズキャンセリングがついて、音質も良くて、なおかつ取り回しがいいという名機がMPOW X3 ANCだと思います。
ノイズキャンセリング付きのイヤホンが欲しいけど、高いものが多いな…という方におすすめの一品です。