いまや誰もが欠かさず持つものになったのがイヤホン。
ここ数年ワイヤレスイヤホンも人気となっていますね。
イヤホンは耳の穴にいれるカナル型や耳の上にのせるオーバーイヤー型など色々な装着方法があるかと思いますが、耳の中が詰まってしまうのが嫌だったり、外の音が聞こえづらかったりと少し不便に感じる瞬間がありませんか?
今回はイヤーカフ型と呼ばれる、「ながら」で楽しめるイヤホンをご紹介したいと思います。
作業をする際にもピッタリのイヤホンですよ。
ambie sound earcuffsとは???
ニュース記事や他のブロガーさんの記事で見て知っている方も多いかもしれませんが、ambie sounds earcuffsは、『耳を塞がずに音を楽しむ。新感覚「ながら」イヤホン』という今までにありそうでなかった全く新しいイヤホンです。
その特徴的な愛らしい外観が、最大の特徴である「ながら」の新感覚を可能にしています。
ベンチャーキャピタルのWiLとソニービデオ&サウンドプロダクツの共同出資により設立された合弁会社、ambie株式会社が製造・販売を行っています。
つまり、ソニーの音響技術のノウハウがふんだんに生かされている訳です。
ソニーは昔からたまに変態的な機器を出すと言われていますが、今回のambie sounds earcuffsもある意味、ソニーの遺伝子を正当に受け継いだ製品なのかもしれません。
ambie sounds earcuffsのいいとこ
ambie sounds earcuffsをしばらく使用して気づいたことをつらつらとあげていこうと思います。
音量バランスの最適化により、そこまで音漏れしない。
皆さん心配なのが、「このデザインで周りに音漏れしないの?」というところだと思います。
友人に確認してもらった結果、音漏れについては相当密着しないと聴こえてこないとのことでした。(藍田調べ)
満員電車などはさすがに注意が必要かもしれません。
上の画像にもありますが、設計時に音量の最適化が行われているため、過度に心配する必要はなさそうです。
普段のイヤホンと同様に考えてもらえればいいのかなと思います。
イヤーカフが外れにくい
まるでイヤリングのように耳に挟み込む構造となっているため、思いっきり引っ張られない限り取れることはありません。
それでいて、とても軽量なので、付けている感覚としてとてもつけ心地が良いです。
安い&カラーバリエーションが豊富
こんなに新しいということを推すってことはお高いんでしょう?なんて思っていたのですが、なんと5940円(税込)と、お手頃価格。
少なくとも1万ぐらいまでいくのかなーと思っていたので、意外と嬉しい値段でした。
ただ、これに関しては割と基準が馬鹿になっていると思うので(笑)、6000円でも高いよ!って方もいるかもしれませんね・・・。
鼓膜への負担が少ない
カナル型イヤホンとは違い耳に直接挿している訳ではないので、鼓膜への負担が少ないです。やはり耳への距離は大事ですね。
これは開放型のイヤホンやヘッドホンとも似た特徴かなと思います。
聴き疲れがないため、心なしか集中力を保つことができる
鼓膜への負担が少ないことも関係しますが、聴いていて「耳が疲れたな~」ということがないです。
鳴っているなーという感じでしょうか。
また作業をしていて感じたのが、BGM的に聴こえてくるので、いい感じに集中力を保つことができました。
ホントの静寂よりも少しの雑音があった方が集中できるアレと同じ原理ですね。
マイクが付いている
ここ数年でとても増えたイヤホンのケーブルマイク。
もちろんambie sounds earcuffsにもついています。
真ん中にボタンがついていて、曲の再生/停止、通話の開始/終了ができます。
曲の早送り巻き戻し機能はついていないので注意が必要です。
ambie sounds earcuffsのイマイチなとこ
つけるのに慣れが必要
耳に入れるわけでなく挟み込む形式なため、慣れるまでは非常に苦戦しました。
動作としてはイヤリングやピアスと一緒なので、普段からイヤリングをしている人などは早いかもしれません。
低音は少し弱め
一番気になったのは、曲の低音が特に弱いなというところです。
低音部分だけごっそり抜け落ちるような感覚といった感じでしょうか。
低音大好きな方にとってはちとキツいイヤホンかなと思います。
その代わりに音の解像度が意外といいので、そこで低音が若干カバーされています。さすがソニーの音響技術が使われているだけあって、後ろで鳴っている楽器を聞き分けて楽しむことができます。
とはいえ、音のクオリティが抜群に良いという機種ではないので、BGM的に音楽を流し、日常的に音を楽しむという使い方が一番合うのかなと思います。
そういう意味では、ラジオやポッドキャストとも相性がいいと思います。
常に鳴らしておきたい。そんなイヤホンですね。
構造上音量の確保が少し難しい
カナル型イヤホンとは違い、音量をしっかり確保するのが難しいです。
また、イヤホンの穴の部分がきちんと耳の穴に向いていないと聞こえづらくなってしまいます。
音を上げすぎるとその分音漏れも大きくなってしまいますしね。
(個人的な体感では、iPhoneの音であれば半分くらいのところまであげても大丈夫かなという気がします。)
そして音量を上げ過ぎられないというが故に、大きな道路のそばではほとんど音が聞こえなくなってしまいます。
電車内もさすがに少し聞こえづらくなりますが、聞こえないというほどではありませんでした。
イヤーカフの先端が外れやすい
イヤーカフの先端はとにかく外れやすいです。
もしかしたら買って速攻失くしてしまったという人もいるのではないでしょうか...。
一応スペアも1セット入っていますが、注意が必要です。
先端部も一体になっていると、とても素敵だなと思うのですが、構造的に難しいのでしょうか・・・。
おすすめできる人
- 仕事や作業の際に音楽を流したいけと、周りの反応も拾っておきたい人
- 日常的に音楽を鳴らしておきたい人
- 歩きながら音楽を聴きたい、ランニングやジムでのトレーニング中に音楽を聴きたい
という方々にはおすすめできるイヤホンだと思います。
個人的には、音質に特化したイヤホンだと音に聞き惚れて作業どころじゃないということがよくあります。
特に今はaudio-technicaのATH-CKR10という解像度がとっても高いイヤホンを使っているので、ボーカルの声の感じ意外にも後ろで鳴っているバンドの音だったり、ドラムの音だったり、リズムパターンだったりをついつい聴いてしまいがちになってしまいます。
そういう使い方よりは、常に鳴らしておいて楽しむという使い方の方が向いているかなと思います。音的にもそこまで悪いという機種でもないので、全然音を楽しめますよ。
あ、ちなみに防水には対応していないので注意が必要です。
まとめ
この記事もambieで音楽を流しながら書きましたが、聞き疲れすることもなく集中して書くことができました。
作業する方、どこでも音楽を楽しみたい人におすすめしたいイヤホンです。
カラバリも多くてどれも可愛いので、もう一つ欲しくなってしまいます・・・。