先日ついにmacbook proの新モデルが発売されましたね! 久しぶりのモデルチェンジということで、待ち望んでいた方も多いのではないでしょうか。
そして、今回キーボード上部にtouch barが搭載されることも発表されました。 touch bar搭載モデルもいよいよ皆さんの元に届きだしているようですね。 今回のこの機能、「あれ、どこかで見たことあるぞ…」と思った方も、もしかしたらいるかもしれません。
何を隠そう、この「Fnキー部分にタッチスクリーン」というアイデアは、thinkpad x1 carbonの2014年モデルに既に搭載されていたのです。 (否定的な意見が多かったのか、1年でなくなってしまいましたが…。)
ただ、僕は幸運にも(?)x1 carbon 2014を所持しているため、時代を先取りしていた喜びを噛み締め、タッチスクリーンキーについてのレビューをしたいと思います。 これから購入されるmacbook proにtouch barを載せるのか載せないのかの参考になれば幸いです。
thinkpad版タッチスクリーンの機能
機能の詳細はこちらのレビュー記事にまとめられています。
Adaptive keyboardには4つのモードが登録されており、特定のアプリケーションを起動した時に、割り振られていたキー配列を呼び出すことができるという訳です。 自動で呼び出さなくても、タッチキーの一番左に常駐しているFnキーをタッチすると、 手動でモードを切り替えることができます。 ちなみに、モード内のキーの順番を入れ替えることはできません。
便利な点
画面の明るさなど、機能を変えたい時にすぐ変えられる
メインの要素はこれでしょう。 僕がよく使っていたのは、
- 画面の明るさ変更
- バックライトキーボードの明るさ変更
- 音量変更
このあたりでしょうか。
また、プレゼンの時には、
- ディスプレイ設定の変更
を一発で呼び出せるのが便利でした。
ポインタを画面の右下に動かすのが面倒な時や、使いたい機能が下の階層にある時にFnキーから呼び出せるのはかなり楽です。
ある程度ソフトによって自動的に配列が変わってくれるので、一々変えなくて済む。
これは対応ソフトを使っているかどうかによりますが、officeやインターネットブラウザを使うぐらいの使い方であれば特に困ることはありませんでした。
デフォルトの配列を普通のFnキーにしていることも要因かもしれません。
物理キーがタッチキーになっただけですしね。
それだったら使ってる意味ないんz・・・
不便な点
設定キーがバックスペースの上にあるため、間違えて押してしまう時がある
これは何度もやらかしました。
x1 carbonだけの特徴だとは思いますが、設定がタッチキーの中にあるとうっかり押してしまう場面が結構あるんですよね。
この画面をなんど見たことか・・・
macbook proではソフト上で機能を設定するので、この不安はないかもしれません。
カスタマイズが限られている(4つしかない)
基本的にはモードの割り当てを変えているだけなので、
FnキーのF7とF9の位置を変えるなんて愉快なことはできません。
機能のパターンが少ない
これは1年でAdaptive Keyboardそのものがなくなってしまったことが要因かと・・・。
恐らく対応するソフトがもっと増えたらアップデートもあったかもしれません。
たらればですがね・・・。
指紋がつく
これはタッチスクリーンの宿命でしょう。
マメに拭かないせいもありますが、僕のは割と汚いです。
macbook proとの違い
カスタマイズの幅
こちらのレビュー記事に詳しくまとめられています。
こちらの方の記事ではsafariを例に機能の説明をされていますが、 正直これだけカスタマイズの自由度があるのが羨ましい・・・。 ドラッグアンドドロップでtouch barに機能を移動できるのも楽でいいですよね。
touch ID
最近のwindows pcには指紋認証センサーがついていることが多いですが、Macbookにもついに搭載されました。 多くのwindows PCと同様、右に配置されたのですが、 右端の指紋認証キーを見るたびに、「左利きの人は不便そうだなぁ」と勝手な想像をしてしまいます。 touch barで指紋認証の位置もカスタマイズできたら良かったのにと思います。左端に移せるとか。 まぁこれは機能的に別の問題ですね。
Escキーの有無
x1 carbonの方には物理キーでEscキーがついています。 僕はここ最近あまり使った記憶はないですが・・・。
まとめ
Fnキーを多用していた方にとっては、今回のmacbook proの仕様変更は少し使いにくいものになってしまったかもしれません。 僕もそれまではカタカナの変換にF7を使っていたので、少し苦労していました。 ですが、慣れてみると意外と自然になっていったので、慣れを待つのもいいかと。
色々なアプリやブラウザが対応するようになってくると、面白い使い道も出てくるかと思います。 正直mustで多用したくなる…!というよりは、 あったら便利だなあという感じでしょうか。
ちょっとでも参考になれば嬉しいです。