今の僕を形作っているモノやコンテンツを紹介するシリーズ、33の〇〇。
25回目の今回はレッドウォール伝説シリーズについてお話していきたいと思います。
レッドウォール伝説シリーズはイングランドの作家ブライアン・ジェイクスが書いたファンタジー小説のシリーズです。
小学校の図書室に置いてあったということもあり、何度も何度も借りてのめり込んだ小説です。
どの巻も分厚く、字もあまり大きくはないのですが、世界観がとにかく好きで、レッドウォールの世界に思う存分浸ることができます。
大人になってから手に入れる機会がなく、再読もできていない状況ですが、あの頃熱中した感覚を思い出しながらお話していければと思います。
- 作者:ブライアン ジェイクス
- 発売日: 1999/07/01
- メディア: 単行本
人間が一切出てこない世界
レッドウォール伝説には人間が出てきません。
登場するのはネズミやアナグマなどの動物のみ。
動物が生き生きと動いている様子を想像するだけで楽しくなりませんか?(笑)
1巻の『勇者の剣』では主人公のネズミ、マサイアスが伝説の勇者マーティンが持っていた剣を探し求めて冒険の旅に出るというストーリーだったと思うのですが、あたかも目の前で冒険が繰り広げられているかのようにシーンを想像することができるんです。
おそらく著者の文章力が成せる技だと思うのですが、この経験のおかげでファンタジー小説の読み方が身についたような気がします。
頭の中で可愛らしい動物たちが数多の困難を乗り越えていく。たまに人間らしい行動もしながら。
というのは、小学生の藍田少年にものすごく突き刺さったのです。
勧善懲悪のストーリー
レッドウォール伝説シリーズの基本は勧善懲悪。
主人公達に危機が降りかかり、悪役が登場し、最後にはそれを倒してめでたしめでたしという、王道のストーリーです。
これだけ聞くとワンパターンで飽きてしまうのではないかと思いがちですが、そんなことなく最後まで熱中して読めてしまうのです。
当時小学生だったということも、可能性としてはありますが、想像させる文章なので思う存分浸ることができたのかなと今では思っています。
大人になったいまこそ読んでみたい作品かもしれません。
まとめ
手元に本がないため、この記事を書くにあたって読み返すということが出来ずに小さい頃の記憶を辿ってブログを書いてきたのですが、また読み返したくなってきました。
のちにハリーポッターシリーズなども好きになるのですが、
ファンタジーを読む基礎になったのは間違いなくこの本だと思います。
冒険ものっていいですよね。
- 作者:ブライアン ジェイクス
- 発売日: 2001/12/01
- メディア: 単行本