ぼくのでんげん的ラジオ。

ラジオに憧れる若造が日頃発見したことや、大好きなもの、スッゲーと思ってることについて綴っていきます。

心に響く青春小説、『カラフル』は大人にこそ読んでほしい一冊。

おはようございます、こんにちは、こんばんは!
どうも藍田(@midemgen)でございます。

今の僕を作っているモノやコトを紹介するシリーズ、33の〇〇。

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第24回目の今回はカラフルについてお届けします!

カラフルは森絵都さん作の青春小説で、第46回産経児童出版文化賞を受賞した作品となります。
これまでに実写映画、アニメ映画になっており、文庫版も刊行されています。
それだけでなく、2018年にはミュージカルにもなっています。
まさに大人気作品。

カラフル (文春文庫)

カラフル (文春文庫)

僕自身『カラフル』に出会ったのは小学生の頃ですが、今までの人生で1番と言っていいほど心に残っている作品です。
今回はそんなカラフルについてお話していきたいと思います。

”魂のホームステイ”を行う『ぼく』の物語

死んでしまった『ぼく』の魂が『プラプラ』と名乗る天使と出会うシーンから物語は始まります。
生前とある罪を犯してしまった『ぼく』は見事抽選に当たり、人生の再挑戦のチャンスを得るのです。

そうして『小林真』という少年として『ぼく』は他の人の人生を生きることになります。

目の前で想像できるかのような描写の生々しさ

小林真は自殺をしてしまい、彼の身体から魂が抜けてしまった所に『ぼく』が身体を引き継ぎます。
自殺をしてしまったからには何かしらの事情があるわけですが、その描写がリアルというか生々しい。
母の浮気、父の本性、兄からのからかい、好きな子の援交…というものが1日の内に彼の身に降りかかります。

言い忘れていましたが、これは児童向けの作品です(笑)
『ぼく』が背負わなければいけないものがとにかく重いんです。
そしてそれらの表現がとっても生々しい。
まだ中学生だった小林真少年の目から見たものだからこそという気もしますが。

小林真少年が想いを寄せていた「ひろか」という女の子の言葉が個人的には1番重かったかなと思います。

読んだ後のスッキリ感が最高

序盤はそんな生々しい描写のオンパレードですが、後半になるにつれて徐々に物語に光が射してきます。
美術部員だった小林真くんが描いていた海の底から海面に上がっていこうとする馬の絵が登場するのですが、まさにこの絵に象徴されるように徐々に明るくなっていき、読んだ後にはなんだか爽やかな気持ちになれるようなそんな展開が待っています。
子供心ながらにいい話だなーと感じていた記憶があります。最後の方のプラプラがいい味出しているんですよ。

この記事を書くにあたって久しぶりに読み返してみたのですが、
大人になった今文章にすごく色が見えてきました。タイトルに引っ張られ過ぎですかね。
序盤のくすんだ色から本当に1色ずつですが色がついていく感じを一文一文楽しんでもらえるんじゃないかなと思います。

どんな展開かはあなたの目で確認してみてください。

まとめ

実は、カラフルを読んだきっかけは生協の本配送サービスでした。
月に1回送られてくる本の中にカラフルが入っていて、まさに偶然出会った本でした。

意外とそういう出会いの方が心に残るものなのかもしれませんね。
契約すると月1で本を送ってくれるサービスを知っている方がいらっしゃったら是非教えてください。

カラフル (フォア文庫)

カラフル (フォア文庫)