今の僕を形作っているモノ達を紹介する33の〇〇シリーズ。
第12回目はJリーグチームの川崎フロンターレのお話をしたいと思います!
2017年Jリーグのリーグ戦にて創立後初優勝を果たした川崎フロンターレ。
準優勝やリーグ戦2位という年が続き、「シルバーコレクター」というありがたくない異名を持つチームでした。
それが念願の優勝ときたら泣かない訳がないです(笑)
チームとしてもコート内外問わず独特のスタイルを持っています。
Jリーグの中でもかなり独特であると思います。
この独特のスタイルに川崎フロンターレの魅力が詰まっているんですね。
そんな話をしていきたいと思います。
選手がバナナの被り物をかぶるサッカークラブがあるらしい!?
僕が川崎フロンターレにハマったきっかけは1冊の本からでした。
それがこちら。
- 作者:天野 春果
- 発売日: 2011/06/17
- メディア: 単行本
この本はフロンターレのプロモーション部(元)部長の天野春果さんが書いたものです。フロンターレと言えば斬新な企画が有名ですが、その多くは天野さんのアイデアだったりします。
(ちなみに天野さんは現在東京オリンピックの組織委員会に出向中です。)
大学の時の授業でスポーツマーケティングという授業があったのですが、
その中で取り扱われたのがこの本でした。
まずタイトルに心惹かれ、すぐに購入。
読み進めていくうちに面白い川崎の企画どのように作られているのかを知ることができ、
このクラブ面白い・・・!と思ったが最後、川崎フロンターレにのめり込んでいました。
斬新な企画もそうなんですが、選手がそれに嫌な顔せずしっかりと参加していることもいいんですよね。
代表的なのがかわさきバナナの宣伝。
川崎フロンターレのスポンサーにはバナナで有名なDoleがついているのですが、バナナがついた被り物を被って写真を撮るというプロモーションがあります。
これがある種新加入選手の恒例行事のようになっているのですが、皆被って笑顔で写真を撮っています。
(ちなみに黒人選手相手にバナナを向けるという行為は侮蔑行為とされているため、スタッフから意図と趣旨を説明し、賛同を得た上で協力してもらっているようです。)
その他にも車掌の格好をしたり、
算数ドリルに登場したり、
国際宇宙ステーションと交信をしたり、
色々な企画に選手も参加します。
これって皆「サッカー選手はサッカーだけやっていればいい」と思っている訳ではないからなんですよね。
基本的にサッカーの試合は観客がいなければ成立しません。
スタジアムに人を集めるということがまず第1の関門な訳ですね。
フロンターレは最初からビッグクラブではなかったクラブなので、関心をスタジアムにむけるということが必要だったのです。
「自分達は多くの人に支えられている」と心から思えているからこそ、斬新なプロモーションにも「皆が喜んでくれるのなら」と気持ちよくやってくれるのだと思います。
Jリーグトップの攻撃力を持った、超攻撃型スタイル
フロンターレの魅力はピッチの中にもあります。
川崎フロンターレは伝統的に攻撃を信条とするクラブです。
そこに昨年まで指揮を執っていた風間八宏監督が「自分達がボールを保持し続けるサッカー」の哲学を植え付け、押しも押されぬ攻撃力を持ったチームが誕生しました。
フロンターレの試合はとにかく点が入る。
そんな風に思っていただければと思います。
3年連続得点王を獲得した大久保嘉人選手も、今年得点王を獲得した小林悠選手もフロンターレで得点王を獲得しています。
彼らの得点能力が高いのはもちろんですが、チーム自体が攻撃をガツガツやるスタイルであることも要因の1つであると思います。
そのスタイルが故に生まれる事があるのが「等々力劇場」と呼ばれる大逆転劇。
名前はフロンターレのホームである等々力陸上競技場からきています。
フロンターレの試合では試合終盤に試合が動くことがよくあります。
それは彼らがパスで相手を動かし続けてシュートチャンスを作るスタイルだからです。
試合終盤になると相手が疲労によって対応が遅れることがあるという訳ですね。
印象的なのが2017年10月14日に行われたJ1第29節ホームのベガルタ仙台戦。
後半82分まで0−2で負けていたのですが、そこから一気に3点を取り逆転勝利をしたのです。しかもこの試合前半にフロンターレは退場者を出してしまい10人で戦っていました。
フロンターレの勝利の執念、攻め倒すスタイル、そしてホームスタジアムに集まったサポーターの声援が引き寄せた勝利だったと思います。
2017シーズンのJ1ベストマッチ 1位は川崎フロンターレ対ベガルタ仙台 - ライブドアニュース
これだからフロンターレファンはやめられない!
まだまだたくさんフロンターレの話はあるのですが、今回はここまでにしておきたいと思います(笑)
フロンターレは地域密着クラブとして有名で、地域貢献度も6年連続ナンバーワンという輝かしい成績を残しています。
フロンターレのサッカーが面白い事ももちろんですが、(背番号10大島僚太選手の動きとか見てるとびっくりします笑)
サッカーを通じて川崎を盛り上げようという伝統がしっかり根付いていて、それを当たり前のようにクラブ全体が行なっているというのがたまらなく大好きなんです。
それだけに今までリーグ優勝に手が届かなかった本当に悔しかったし、今回の優勝が本当に嬉しく、報われてよかったな・・・なんて1ファンとして勝手に思うわけです。
これからも川崎フロンターレを応援していきたいと思います。