僕を構成するモノ・コトをまとめた33の〇〇シリーズ、今回はニッポン放送というラジオ局のアナウンサー、吉田尚記さんについて書きたいと思います。
吉田アナはラジオのアナウンサーでありながら、アニメの司会やガジェット雑誌の連載、本の出版等をしてしまう、とてもマルチなアナウンサーさんです。
しかも昨年はラジオを文字通り自分で作ってしまい、クラウドファンディングにて当時の最高支援額3000万円を達成し販売してしまいます。
様々な活動が面白すぎるので追っているというのもありますが、ラジオ屋としてもリスナーとしても「本当にラジオに愛がある方だなぁ」と思っていて、各種媒体での発言を見ると「ラジオをいかにして聴いてもらうか」を常日頃から考えているのがひしひしと伝わってきます。
「めんどくさい」と揶揄されるほどまわりくどいことも言いますが(笑)、吉田アナの分析や行動の一つ一つが面白いなと思っているので、その辺りの話をお伝えできればなと思います。
あだ名は『ごぼう』
吉田アナ(以下よっぴーさん)にはよっぴーというあだ名がありますが、その他にごぼうというあだ名もあります。
これは自身の番組、「ミュ〜コミ+プラス」にももいろクローバーZがゲストできた時につけられたあだ名です。
「黒くて細くてめんどくさい」ということでピッタリフィットしたゴボウという呼び名は、以降すっかり定着してしまいます。
頻繁に呼ばれる名ではありませんが、インパクト大ですね。
新しいものが大好き!
ここも非常に共感している部分なのですが、よっぴーさんは新しいものが大好き。
好きが高じてガジェット雑誌にて連載を始めてしまうくらい生粋のガジェッターであり、常に新しいモノ・サービスを追い求めている方です。
例えばブログが出てきだした時、「ブログでヤバいことをやっている子がいる」ということでまだ有名ではない頃の中川翔子さんにオファーをだしていたり、mixiが出てきたときもすぐに番組の番組に使用したり、Twitterが出てきた時は「これはラジオだ!」と言ってアナウンサー初の公式アカウントとなったり、新しいもの対するアンテナ、そして実際に使ってしまう行動力が素晴らしいなと思います。
※密談ラジオ参照。
ちなみに、今となってはテレビやラジオの放送中にハッシュタグを使って見ている・聴いている人とコミニュケーションを取りながら放送するスタイルは一般的ですが、その先駆けとなったのはよっぴーさんだと思います。
ニッポン放送「ミュ〜コミ+プラス」では放送前にテキスト生放送というものがあり、ハッシュタグを使ってリスナー同士が投稿したり交流したりしています。#mc1242というタグで平日22時頃から流れていますが、正直圧巻ですよ。
やりたいことはすぐに飛びついてみるスタイルはよっぴーさんにとっても影響を受けていると思います。
会社の代表です。
驚きなのはアナウンサーでありながら株式会社トーンコネクトの代表取締役CMOまで勤めている点です。
トーンコネクトは電話のダイヤル音でURLをスマートフォンに送る仕組みです。
アプリがまず最初に開発されたのですが、あまり盛り上がらずにしばらく時が流れました。そして去年、CAMPFIREで当時最高支援額を叩き出したラジオ「Hint」に機能が実装され、量販店に流通されます。
トーンコネクトの使い方は簡単。スマホにダイヤル音を聴かせるだけ。
これがラジオで流れるようになった訳です。
URLが音声配信できるようになっただけでできることの幅はとても広がるのですが、この話はまた別の記事で。
本まで出しています。
学生時代から本が好きすぎるよっぴーさん。
Twitterが登場した時、「これはやばい!」と感じ、よっぴーさんなりのTwitterの使い方を紹介した「Twitterってラジオだ!」という本を出版します。
その後も自分の経験を元に作成したコミニュケーションの本、「なぜこの人と話をすると楽になるのか」や、
- 作者:吉田尚記
- 発売日: 2015/01/31
- メディア: 単行本
予防医学者の石川先生との対談をまとめた本、「どうすれば幸せになれるか科学的に考えてみた」であったり、
幸せになるために必要なのは没頭することだということを言ってくれている「没頭力」の本を出版します。
- 作者:吉田 尚記
- 発売日: 2018/02/24
- メディア: 単行本
よくあるコミュニケーションをよくしましょう!という本よりももっと根本の部分に触れてくれる、とても参考になる本だなぁと毎回思います。
あと、よっぴーさんの文章はしゃべり言葉のようにスッと入ってくるんですよね。それはニコ生で実際に放送しているものを文章に起こしているということもありますが、そうでない部分についてもラジオのように話してくれているなと感じられるのでサクサク読めるような気がします。
radikoのタイムフリー機能を活かした番組「ラジオ情報センター」
Radikoのアプリで近年話題になったアップデートといえばタイムフリー機能だと思います。
タイムフリー機能とは番組を聞き逃しても一週間以内であればまた聴くことができるという画期的な機能。(一部番組は不可)
またシェア機能もついているため、友達にこの番組のこの部分がいいと教えたい時にすぐシェアすることができます。
この機能+エリアフリーの機能を最大限駆使した番組が「ラジオ情報センター」。 ラジオライターのやきそばかおるさんと一緒に毎週月曜21〜22時にツイキャスで生放送をしています(時々別曜日になることがあります)。
日本には面白いラジオ番組、その土地ならではのローカル番組などがたくさんあります。タイムフリーの機能を使ってみんなでそれを聴いてしまおうという番組です。
ツイキャスで行なっているため手軽に聴けるのが魅力だと思いますし、今までは知り得なかった面白いものがまだまだたくさんあるんだなぁと思わせてくれます。
こんな企画をよく思いつき実行したなと毎回感心してしまいます。
この企画力こそがよっぴーさんの真骨頂なのです。
まとめ
僕自身ラジオが好きで、そこに出演しているアナウンサーだから好きということもありますが、よっぴーさんの確かな分析とラジオへの愛、そしてマルチな活動がどれも面白いということが僕がよっぴーさんのファンである理由なのかもしれません。
自分の新作落語をコミケで販売していたり、アニメイベントの司会をしていたり、DJをやったり、探すとまだまだ意外な活動をしているお方でもあります。その全てを真似することはできないですが(笑)、何か一つ引っかかりが必ず見えてくる方だと思います。
今後も動向をフォローしていきたいです。